光得寺からのお知らせ
- 2024年11月28日 令和6年12月開催 ヨガ教室
- 2022年03月01日 古河公方・足利成氏 足利の昔 (8)
- 2022年02月09日 光得寺開山・足利義兼の幼少期
- 2022年02月01日 鎌倉公方に保護された足利 足利の昔 (7)
- 2022年01月12日 仁木一族 足利の昔 (6)
- 2021年03月01日 地蔵堂落慶法要
- 2020年09月25日 令和2年秋の彼岸会
菅田山光得寺
光得寺は初祖・菩提達磨(達磨大師)に始まる禅宗の法系を嗣ぐ臨済宗妙心寺派の寺院です。開創は古く承久二年(1220年)と伝えられ、足利氏三代・足利義氏が父・足利義兼公を開山とし樺崎寺寺院群のひとつとして創建し、西暦2020年には開創八百年を迎えた古刹です。
義兼・義氏親子は日本史に一時代を築いた源姓足利氏(足利源氏)の基礎を築いた人物であり、義兼公は古記に「樺崎ノ者、上総ノ介義兼」と記される通り、源頼朝公の帷幄に加わるまで光得寺の在る足利の菅田・樺崎の地に暮らし、晩年もまたこの地に戻り過ごしました。
近年、光得寺に伝わる過去帳の各家門姓に「三浦大介義明五男・長河内守五郎義季」の名が確認され、足利義兼公栄達の切っ掛けとなる「頼朝公との出会い」の状況が少し明らかになってきました。光得寺の歴史は開山・開基をはじめそうした多くの人々の生きた証です。
そして義兼公が念仏を唱え拝んだ運慶作とみられる「大日如来座像」もまた光得寺縁起の語り部です。現在、その大日如来坐像は東京国立博物館に収蔵され足利に帰郷(遷座)する日を待ち侘びています。