ご本尊 銅造 阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像の光背には「元禄六癸酉年極月十五日 菅田山光得禅寺現住比丘祖梁再興焉」の朱書銘があり、また厨子には「寛政十二庚申八月吉日納之施主當所住長丹波」の朱書銘があることから、元禄六年(1693)に中尊の光背が造られ、その後両脇侍と三尊の組み合わせとなり、寛政十二年(1800)に造られた厨子に納められたと考えられます。
阿弥陀如来立像(中央)
総高:56.8cm
像高:31.5cm
袖張:7.6cm
光背高:39.5cm
台座高:17.3cm
銅像、鍍金
鎌倉時代後期
観音菩薩立像(左脇侍)
像高:24.4cm
袖張:6.2cm
銅像、鍍金
鎌倉時代後期
聖観音菩薩立像(右脇侍)
像高:26.0cm
袖張:5.6cm
銅像、鍍金
14世紀後半ごろ
大日如来坐像
胸の前で智拳印を結ぶこの像は密教の中心尊像である金剛界大日如来像です。運慶の作風が顕著なもので、建久年間(1190~99)末頃の運慶作品と考えられています。
座像の高さは32.1cm、厨子の高さは83.3cmです。
岡崎山の黒地蔵
令和元年十二月、光得寺大日如来坐像の再発見の切っ掛けを作った大澤先生の監督の下、檀信徒の手により修復のために岡崎山を下りました。
足利氏歴代供養五輪塔
光得寺五輪塔は平成十六年度に保存修理を実施し、現在、覆い屋内に南北2列(後列に十基、前列に九基)で並置されています。